11月5日(月)

書くべき内容がほとんどない1日。
寄港地で活動した翌日は、大きな講座がありません。
朝ヨガもないので7時ちょっと前に起きて4階のレストランで朝食。
顔見知りのお姉さんと隣同士になって食事。
食事の時に、同じテーブルの人と今回の船の話になりました。

キューバ初日の夜に行われた「サルサフェスティバル」が、全額返金になったそうです。
雨のために狭い屋内で演奏するしかなく、そこに全ての客が入れず、演奏も聞けず踊りもできなかったとのこと。また、現地のダンサーがほとんどいない状態で、自分たちで踊るしかなかったそうな。かなりの批判が噴出したため、全額返金の措置を取ったようです。

想定外の雷雨で、野外が使えなかったのは不可抗力でしょう。でも、雨天時の準備が十分でなかったことや、こちらがイメージしていた「本場の地で現地の人と踊る」という設定がそもそもなかったこと、業者としての詰めの甘さを責められても仕方がないでしょう。
その前のニューヨークでも、「ゴスペル体験ツアー」が、蓋をあけたら対応した男性ひとりが歌うだけで、体験ができず一部返金になったそうな。

今回の99回ツアーに関しては「ピースボートのために現地の人が特別に企画した・・・」という音楽関係の企画は、満足のいく結果にならなかったようです。もちろん、その中でも状況を理解して精一杯楽しもうと切り替えていた人もたくさんいたようですが。

地球3周目のおばさんは、今回のクルーズに対して厳しい意見。
「今までで一番悪い。」何が悪いのか聞くと、
「部屋の環境が良くない。同室の人ははじめにダニに全身やられたけど、なかなかダニだと認めなかった。最終的には部屋を全て消毒することになり、その後は出ていない。それから換気扇?の送風口から出る風に埃が多すぎる。みんな咳をしている。」
自分の部屋についてはそんなに気にならないけど、自分も含めて咳が出ているのも事実。埃が原因だとすれば、改善の余地はあるかもしれません。もちろん、大型客船とはいえ狭い空間に1000人以上が暮らしているのですから、誰かが風邪をひけば蔓延するのも仕方がない話。ここは自衛手段を講じる必要がありそうです。
もうひとつ強調されたのが、
「海外の人が多く乗っているので、食事の時に海外の人に囲まれて話もできない苦しさがある。いろいろな行事で日本語と英語、中国語のアナウンスが入るので、進行にスピーディーさがなく、盛り上がらない。それに、ほとんど日本人だった時は、もっとたくさんの自主企画があった。」
ここは賛否両論あるでしょう。いろいろな海外の人と知り合えて面白いと感じる人も多いでしょう。それでも、今まで何度も乗船して来たベテランのお客さんは、過去の(良い)思い出とのギャップも埋めがたいのかもしれません。
今回のクルーズから、海外の旅行業者に募集を委託したという話を聞きました。その結果、今までにはない大勢の外国人が乗り込んでいます。中国、台湾、シンガポール、マレーシア、etc。私たち日本人がどう感じるかも重要ですが、海外の人たちにとってどうなのかも検証しなければならないでしょう。いかに多くの外国人が乗船しているといっても、少数派であることに変わりはありません。
新しい試みをどう総括するのか、どう改善するのか、今後の動向も注視したいと思います。

私自身は、けっこう満足してます。
新しい体験ができて、3ヶ月も旅ができる企画って、そうそうないですから。
私と同じ考えの人が、過半数のような気がします。(こちらは根拠なし。会話を通した感覚。)

話が長くなって、朝食に1時間も使ってしまった。

8時50分からスペイン語教室。今日で2学期が終了です。(これで20レッスン)
残りは3学期の10レッスンを残すのみ。
まだまだ話せるレベルには到達せず。(そりゃそうだ。)

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部活から宗教への階段を上りつつあるセビジャーナスダンスチーム。
他の企画がお休みなのを尻目に、今日も2回の練習が予定されています。
セビジャーナスという基本的な踊りを練習しているのですが、本日から最後の「第4ブロック」の練習に入りました。この部分を習得すると、セビジャーナスの全てを踊りきることになります。第1から第3までくらいついてきた部員(教徒)にとって、残りのひとつは難解なものでもないようです。だいぶ動きにも慣れてきましたから、新しい振り付けにも十分対応できるでしょう。
現在のところ部員(教徒)は20人くらい。このメンバーの中で、帰国してからも続ける人はいないかもしれません。その意味では、「今、ここだけの取り組み」です。みなさん、最後まで頑張りましょう。

昼過ぎ、デッキでじゃんけん大会が行われました。
参加したけど、一発で敗退。

クルーズディレクターの恩田さんとじゃんけん勝負!
まだ、たくさん残ってます。(私はすでに敗退。)

午後は、ウクレレクラブの練習が40分間。
先生が個性的すぎて、ついていくのが大変。
でも、着実に力がついているのも事実。これも最後までくらいついていくつもり。

夕方、久々に麻雀をしました。「ひとり足りないから入ってもらえますか?」という依頼で半チャンのみお付き合い。ほんとに久々の(20年ぶりくらい?)麻雀でした。とても流れが早い麻雀で、リーチがかかるとほとんど勝負しない固いメンバー。そのため、あっという間に半チャン終了。たまには頭を使うゲームもいいかもしれません。(いや、人の手を読むような頭の使い方はできませんでした。)

今日はバスルームの修繕がありました。

明日はジャマイカ。
中南米の国も残り5つ。それが終わればハワイを残すのみ。
治安も悪く、なかなか思うように動けませんが、無理をしないでいきたいと思います。
(全部オプショナルツアー申し込んでます。)

今日の記事は、ややネガティブな内容になってしまいました。
一部の人の意見かもしれませんが、不手際や課題がたくさんあるのも事実です。
おそらく今回のクルーズを終えてのアンケートには厳しい指摘もあるでしょう。それをしっかり汲み取り、改善してほしいものです。

それでも、私自身は乗って良かったし、一度は経験して損はないと思っています。船内は基本的に快適だし、(致命的な問題はないし、)オプショナルツアーも今の所「はずした!」と思えるものはないし、(でも、自分で動いた方が安くしかもたくさん回れたかも、と思える場所はありました。)船内の企画も「無料の市民講座」みたいで楽しいし、たくさんの人と知り合いになれたし、満足しています。スペイン語なんて、この船に乗らなければ先生から習うこともなかったでしょう。

同じ船内にいても、人の感じ方は十人十色。過度に我慢して声をださないのも問題ですが、割り切るところは割り切って、与えられた環境の中でいかに楽しめるかも、人間の器だと思います。できれば自分は、トラブルも楽しめる人間になりたいと願っています。

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